新年度が始まりましたが、新社会人になったり、気持ち新たに何かを始める人も多いかなと思います。
そんな新年度からまずは3ヶ月、使い方次第であなたに大きな変化が起こせるかもしれません。
「3か月」の使い方で人生は変わる Googleで学び、シェアNo.クラウド会計ソフトfreeeを生み出した「3か月ルール」は日本実業出版社様より献本いただきました。
「3か月」の使い方で人生は変わる Googleで学び、シェアNo.クラウド会計ソフトfreeeを生み出した「3か月ルール」 目次
- 第1章 「3か月」で人生は変わる
- 第2章 3か月の「テーマ」を決める
- 第3章 3か月の「ゴール」を決める
- 第4章 3か月の「時間泥棒」を見つける
- 第5章 3か月の「生産性」を高めるスケジューリング
- 第6章 成功は「アウトプット」しなければ始まらない
3ヶ月という期間で何をすべきか
著者は3ヶ月は確実に変化を起こせる「最小単位」であり、集中して取り組むことで何か手応えを得ることは可能だといいます。
それは著者がグーグルで働いていた時に3ヶ月というサイクルを意識しながら誰もが働いていてその期間で結果を出すという暗黙の了解があったことに起因しているそうです。
確かに普通の会社でも四半期という言葉があるように3ヶ月に区切っていますがGoogleではこの期間を徹底していたようです。
そんな中で本書からいくつか気になった部分をピックアップしてみました。
まずは「理想ドリブン」で考える
「今の自分にできること」をベースで考えてしまうと、その枠に囚われてしまう。
そこでまずはどういった事が理想的な状態なのかを考えることで、自分の能力に制限を意識することもなく、視野も広がる。
そして現実と理想の間をどう埋めるべきかということが考えられるようになることで、成果や成長につながるとしています。
目標は「自分がコントロールできること」
著者は「自分でコントロールできない目標は設定する意味がない」と言います。
営業の例として「今月の目標を100万円」と設定する。
営業ならよくありそうな金額による目標設定ですが、ただこれはお客次第でもあり自分ではコントロールできない目標となります。
そうなると、コントロールできない部分が出てくるので具体的に何をすべきかが見えてこず、とにかく頑張ります!ということになってしまう。
そこで目標を100万円という「達成目標」ではなく、クライアントへの訪問件数20件という「行動目標」なら行動ベースで具体的な計画を立てることができます。
自分は営業ではないですが、確かにこういう達成目標は自分も経験していて完全に自分ではなく相手次第という運に頼るものになって何もできなくなってしまうので、これはうなずける内容でした。
1つに集中する、「やらないこと」を決める。
3ヶ月で成果を出には同時並行ではなく1つに集中して時間を注ぐ必要があります。
そして時間に追われないために、やるべきことより前に「やらないこと」を決める。
やらないことをフィルタリングすることで、絶対にやらなければならないものが優先度として見えてくるそうです。
まずアウトプットする、とにかくやってみる
どんなに良い考えやアイデアがあってもアウトプットがなければ意味ないので、アウトプットすることの大切は色々なところで言われています。
ただし完璧なアウトプットにはこだわらず、まずはアウトプットしてみる。
その結果から何を学ぶか、そこからどうよりよいものにしていけるかという点を著者は重視しています。
これは「理想ドリブン」と通じるものがありますね。
終わりに
3ヶ月で成果を出すためにどうすべきか著者の経験を元に語られている1冊となっていて、この他に色々な成果をだすためのポイントが盛り込まれています。
他にもGoogleの文化や、著者が創業したfreeeでやっていることなども紹介されています。
来月は新しい元号「令和」となりますが、この本を参考に、今月は目標やテーマを考えて来月からまずは3ヶ月やってみてはいかがでしょうか。
■「3か月」の使い方で人生は変わる Googleで学び、シェア№1クラウド会計ソフトfreeeを生み出した「3か月ルール」