Oculusが27日に開催したVRカンファレンス「Oculus Connect 5」にてスタンドアローンで動VRヘッドセット「Oculus Quest」を発表しました。
Oculus Questはスタンドアローンタイプで6DoFに対応!
「Oculus Quest」はコードネーム「Santa Cruz」と呼ばれていたもの。
低価格のスタンドアローンタイプのVRヘッドセットとしては「Oculus Go」が発売されていますが、大きな違いとしては、Oculus Goでは3DoF(上下左右)のみでしたが、Oculus Questでは6DoF(上下左右前後)に対応、動いたりしゃがんがりする動作も反映されます。
トラッキングはヘッドセットの四隅に搭載された広角カメラ用いたインサイドアウト型で、新トラッキング技術「Oculus Insight」を搭載し、Oculus Riftのような外部センサーは不要。
また、この広角カメラを使ってMR(mixed reality)的な機能も利用できるようです。
解像度は片側1600×1440ピクセルと高解像度となっていて、スピーカーを内蔵しているのでヘッドホンも不要です。
コントローラーはOculus Riftのようなコントローラーが付属します。
リリース時には50タイトル以上が登場予定
Oculus Questのリリースに合わせてスター・ウォーズのVRゲーム「Vader Immortal: A Star Wars VR Series – Episode I」や「Robo Recall」など、50タイトル位上リリースされる予定。
コントローラーのボタンのマッピングはOculus Riftと同一のようで、既存のVRゲームをOculus Questに移植しやすくなっているようです。
「Oculus Quest」の価格と発売日
Oculus Questの価格は64GBモデルで399ドル(約4万5000円)となっていて、発売日は2019年春ごろとなっています。
ちなみにOculus Riftは5万円となっています。
Oculus Riftと比べると金額にそこまで差はないですが、ハイエンドなPCが不要なので、スタンドアローンでこの価格なら悪くないのかなと。
VR人口をさらに広げるハードになることを期待
VRを楽しもうとするとハイエンドなPCが必要だったりしますが、Oculus Riftと同様に6DoFにも対応して同様な体験が可能、ケーブルなども気にせずVRが楽しめ、さらにMR機能もあるということでなかなか期待したいところです。
スタンドアローンということで、搭載されるチップでOculus Riftにどこまで迫れるのかも気になるところですね。
Oculus GoがYouTube VRに対応
また今回のカンファレンスでOculus GoがYouTube VRに対応するようですよ。
■Oculus Rift + Touch Virtual Reality System
■Oculus Go オキュラス 単体型VRヘッドセット スマホPC不要 2560×1440 Snapdragon 821 (64GB)