これまでK-1を興行していたFEGの谷川貞治代表がK-1プロデューサーを辞任し、これまでのことや今後のことを公式ホームページで公表しました。
今後は「EMCOM」が「K-1グローバル・ホールディングス」という子会社を香港に設立して運営していくそうです。
というわけで、今後のK-1は「K-1グローバル・ホールディングス」という会社が引き継ぎ、再生させていきます。今のところ新しい経営者、プロデューサーは決まっていないようですが、すでにHP上で発表されているように、5月下旬にスペインのマドリッドでMAXのFINAL16を開催するのを皮切りに、ミドル級、ヘビー級の世界ツアーを開催していくようです。金会長は投資家としては凄い方だと聞いておりますが、格闘技に関してはまったくの素人の方です。ですから、早く専門的なプロデューサーを決めたほうがいいでしょうね。最初の大会は本当に重要ですから。
というのも、K-1の社長になるつもりだったバス・ブーンが自分の手でK-1ができなくなったことに腹を立て「グローリー」というイベントを定期的にやっていくようで、K-1ファイターを次々に引き抜きにかかってるからです。
このバス・ブーンの行動でK-1は二分化されるのは間違いありません。
ピーター・アーツやジェロム・レ・バンナ、ジョルジオ・ペトロシアンは「グローリー」と契約を済ませました。
こういったK-1の有名選手は、今後ゴールデン・グローリーの選手の踏み台になっていくでしょう。
そして今後は「新生K-1」VS「グローリー」となっていくんでしょうね。バス・ブーンと敵対している「It’s showtime」のサイモン・ルッツは新生K-1に全面協力していきます。ここでもサイモンVSバスのオランダ対決の構図が生まれ、バスはK-1潰しに躍起になっています。こういう場合、得てして両者リングアウトになるケースが多いので心配です。仲良くすればいいのに・・・。
これで無事存続かと思いきや、どうやら色々ゴタゴタしているようで、K-1を支えてきたピーター・アーツやジェロム・レ・バンナ、さらにジョルジオ・ペトロシアンなどの名選手をK-1のリング上では見れないのは非常に残念。
K-1選手への未払い問題など、ここ数年存続も含め騒がれていましたが、高校生の頃、K-1では佐竹雅昭が活躍していて、アンディ・フグ、ピーター・アーツなどの名選手の試合に魅せられて夢中になって見てた自分としては、ここ最近のK-1の状況に関しては複雑な思いで見てました。
K-1は今後どこへ向かっていくのでしょうか。
そして、今後FEGは新しい格闘技イベントを開催するようです。
新しい格闘技を作ります
すでにテレビ局の人にも相談しましたが、みんな「メチャクチャ面白い」と言ってくれています。
こんな状況で「何を今さら」と思われる方もいるかと思いますが、格闘技が元気をなくした責任を強く感じているだけに、もう一度最後の勝負をしようと思っています。
すでに協力していただける投資家の方々もたくさん現れています。これは面白いですよ。ぜひ、期待してください!
どんな格闘技イベントなのか発表が楽しみです。
他のスポーツと違って格闘技界は本当、色々な団体が生まれたり、消えたり、合併したりといったことが多いですなあ。