KORGの新シンセ「KRONOS」がついに発表されました。
色々なウワサがありましたが、「KRONOS」は9つのシンセを搭載したOASYSの後継機的なシンセみたいです。
搭載したシンセエンジンは以下の9つ。
- SGX-1 Premium Piano(アコースティック・ピアノ)
- EP-1 MDS Electric Piano(エレクトリック・ピアノ)
- HD-1 High Definition Synthesizer(PCM VMT対応)
- AL-1 Analog Synthesizer(アナログ・モデリング)
- CX-3 Tonewheel Organ(トーンホイール・オルガン)
- STR-1 Plucked String(フィジカル・モデリング)
- MOD-7 Waveshaping VPM Synthesizer(VPMシンセシス)
- MS-20EX(CMTアナログ・モデリング)
- PolysixEX(CMTアナログ・モデリング)
OASYSに搭載されていた7つに新しく「SGX-1 Premium Piano」と「EP-1 MDS Electric Piano」が追加搭載されました。
そして時代を反映してかHDDではなく、SSDを搭載、他に特徴としてはプレイヤー向け機能として、音色切り替え時の音切れを防ぐ「スムース・サウンド・トランジション」機能があります。
この間取り上げた時には( NAMMでKORGが「KRONOS」、M-Audioがとんでもないシンセを出してくるらしい! )クロノスが時間の神様ということで、V-Synthのバリフレーズみたいな機能が搭載されるのではと予想しましたが、 『過去から未来までの9つの音源を一体化』という意味だったようです。
うーん、これはこれでなかなか凄いシンセを出してきたなあと思いますが、もうちょっと何か革新的な機能が欲しかったなあというのが正直なところ。シンセデザインも個人的には微妙かな。
価格も気になりますね。
OASYSが80万近くしましたが、今回は敷居を下げて、61鍵で35万前後ぐらいな気がするんですが、どれくらいするんでしょうねえ。
ちなみに他にも「 KAOSS PAD QUAD 」や「 nanoシリーズ2 」が発表されています。
「 KAOSS PAD QUAD」 はその名のとおり、エフェクトを4つまで同時使用が可能、「 nanoシリーズ2 」ではiPadにも対応し、MIDIコントロールできるそうです。
NAMMも開催しましたし、他の各メーカーがどんな新製品を出してくるのか楽しみです。