GREEがコンプリートガチャを終了することを発表しました。
グリー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中良和、以下「グリー」)は、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「GREE」にて、自社で開発、運営しているソーシャルゲームなどのサービスにおける全てのコンプリートガチャ(以下「コンプガチャ」)に関し、明日より新規リリースを中止します。
また、現在運用しているものについても、2012年5月31日までに終了し、以降は新たなコンプガチャを提供しないことを決定しました。
思った以上に早い対応でしたね。
世論と、下手に規制される前に手を打ったという感じでしょうか。
Klabも同様にコンプリートガチャの終了を発表。
◆KLab、コンプガチャを5月末ですべて終了–業界が自主的に規制すべき
同社は、監督官庁から指導、要請される前に業界側が自主的に規制することが望ましいとの意見を表明。そのため消費者庁の判断や動向に関係なく、自主的にコンプガチャを停止すべきと判断、今回の決定に至っている。
DeNAはまだGREEのように明確な日程は発言していませんが、廃止するそうです。
GREEが明確な日程を発表したのでDeNAも早い段階でさらに発表があるんじゃないでしょうか。
気になるのは廃止した場合の各社の売り上げにどれだけ大きな影響があるのかですが、Klabの記事だとガチャ部分で15%程度下がり、ソーシャル事業全体の単月の売り上げだと5%以下におさまるとしています。
その一方でかなり大きい影響があるのではという記事も。
◆グリー&DeNAを襲う“経営不安”!コンプガチャ禁止で赤字危機
「業界関係者の発言などから推定すると、登録者の約0・1%が月5万円から数十万円払う高額利用者で、その大半がコンプガチャを利用しているとみられる。コンプガチャが規制されて高額利用者がいなくなると、売上高が3割、営業利益はグリーで4~5割、DeNAで2~3割程度吹っ飛ぶのではないか」
コンプガチャの廃止は売上げの影響には大きいでしょうね、経営危機にまでは落ちないんじゃないかなと僕的には思いますが、今回の発表での株価の影響や訴訟の話などがどうなるか今後が気になりますね。