3月14日に株式会社ユビキタスエンターテインメントが「enchantMOON S-II」及び関連サービスの発表がありました!
まさかのスペック変更なしの「enchantMOON S-II」
今回スペックの向上など期待されていた新型モデルですが、16GBモデルが4万9800円、32GBモデルが5万9800円と各モデル1万円アップでしかも、まさかのスペック変更なし!(^^;
その理由は清水さんのブログに書かれていますが、販売パートナーのためであり、発売時に買ってくれた既存ユーザーのためでもあるそうです。
ただ、同時にスペックを上げなくても今までの結果に基づき、OSをほぼイチから再開発することによって、今のスペックでもさらに高速になるようチューニングしたというのは他のスマホなどのメーカーじゃなかなかできないことでさすがだなあと。
OS「MOONPhase」はより高速化する2.9.0にバージョンアップ
主な改善点
- ペンのレイテンシーが最高80ミリ秒と書き味が大幅にアップ
- カメラの高画質化
- WEBブラウザ・ページ・リンクなどの高速化
- 紙のノート感覚のページめくり
- 動画再生の対応
現行の「enchantMOON」ユーザーには無料でバージョンアップ、「enchantMOON S-II」は現行との違いはこのOSがデフォルトになっている点のみです。
ベクターデータをラスターデータに変えてかなり描画などを高速にチューンナップしたようで、ハードが低スペックでもソフトウェアで十分なクオリティが出せるということを改めてUEIは示してくれていますね。
エミュレーターと「Gemini」とクラウドストレージ「Skylab」
プロジェクト「Gemini」はHTML5ベースのenchantMOONエミュレーターで、enchantMOONで作成したハイパーテキストをPCとやiOS、Androidなどで閲覧が可能に、SkylabはenchantMOON専用クラウドでこちらもGeminiによるエミュレーターを使ってenchantMOON以外のPCやiPhoneなどで閲覧が可能となるサービスになるようです。
enchantMOON S-II内覧会レポート
モモキチさんのところにアップされていました。
清水さんのプレゼン、相変わらず面白いなあw
オマケ:かなり昔ですが、Lite.inのプレゼント時、iPod Dualもw
既存のユーザーも切り捨てない姿勢に拍手!そして「enchantMOON MkII」にさらに期待!
enchantMOONは値段があがっても欲しい!というような需要のあるハードではまだなく、人を選ぶハードだけに値上げは結構厳しいとは思いますが、清水さんのブログ記事にもあるようにUEIのブレない一貫した方針を示していますね。
今回さらに今後の展開としてさらなるOSアップデート「enchantMOON S-IVB」を2014年に、そしてハードを根本から見なおした「enchantMOON MkII」を2015年に発売するそうです。
僕は現時点ではまだ手を出しませんが、「enchantMOON MkII」はぜひ値段が高くて買いたい!と思えるようなハードとOSになってることを期待しています。
◆enchantMOON 16GB Standard Edition