3期連続赤字となった任天堂が世界を震撼させるハードはこれしかない!

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任天堂

任天堂が2014年3月期の営業損益が赤字となるようで、3期連続赤字となる見込みで経営戦略説明会においても発表されたことが期待はずれとして株価が大きく下がっています。

株価急落の任天堂、スマホ積極活用など新サービス発表も抜本改革なく「期待外れ」…過去のヒット作頼み

 スマホ活用では、ゲーム情報を発信するアプリ(応用ソフト)を開発し、年内に配信。「マリオ」など人気キャラクターも使用し、ミニゲームを遊ぶこ とで任天堂のゲームに興味を持ってもらえる内容を目指す。健康分野では、ソフト・ハード一体型の新事業を27年度中に始めることを表明。コンセプトは「ノ ンウエアラブル(身につけない)」で楽しみながら健康によいことを続けられる仕組みにするという。

 ただその具体的な中身には触れられず、変化を求める株主らは肩すかしにあった形だ。任天堂の株価は説明会のあった午前から急落。終値は前日比555円安の1万2325円で、4%超下落し、日経平均株価の下落率(マイナス2・45%)を大きく上回った。

任天堂がゲームとは異なる「生活の質」の向上狙う ― ハード・ソフト一体型プラットフォーム事業を始動、年内に詳細発表へ

「任天堂が、ビデオゲーム専用機プラットフォームを経営の中核とする意思は、全く揺 らいでおりませんが」と前置きした上で明らかにされた今回の新規事業領域は、人々のQOLを楽しく向上させるプラットフォームビジネスとされており、モバ イル分野やウェアラブル(Google Glassといった装着型プラットフォーム)とは異なる、ノン・ウェアラブルなハード・ソフト一体型プラットフォームビジネスを展開していくことが明らか にされています。

任天堂の示すQOLは「健康」や「学習」や「生活」などを対象としており、まず最初のステップとして「健康」にスポットが当てられる予定。『Wii Fit』などニンテンドーDSやWiiなどでQOLを向上させるゲームタイトルが数多くリリースされてきましたが、岩田社長は説明会にて競争が過熱してい ない新たな未開拓市場を指す「ブルーオーシャン」を何度も口にし、ハードウェアも含めて全く新しい「人々のQOLを向上させる娯楽」を提供するとしていま す。

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スマホ向けに今後マリオなどのゲームを出すのではないかという話が事前に出ていましたが、それはまずないだろうなあと思っていましたが、まあそこは想定通りで今後も任天堂はハードとゲームを一体としてやっていくことでしょう。

そして今回QOLを向上させる新規事業を始めるそうで、Wii Fitとかも出している任天堂だし、こういう領域に目をつけて手を出してきたのは個人的には悪くはないと思っています。

任天堂は毎回ユーザーに新しい遊びを提案してきた

ソニーのプレイステーションやマイクロソフトのXBOXはユーザーに対して、ユーザーが喜びそうな3Dがグリグリ動く、大迫力なゲームが楽しめる高性能で高機能という「ユーザーのニーズに応えるため」のゲーム機として毎回出してきているのに対して、任天堂はそうではなく、ユーザーに対してこんな風に遊べるおもちゃを作ってみたけどどうかな?っていう提案型なゲーム機を作っているんですよね。

ゲームボーイしかり、バーチャルボーイしかり、WiiしかりDSや3DSしかり。

ユーザーのニーズに応えるためのゲーム機じゃないから、失敗することもあるのは当然なわけです。

ニンテンドーDSが発表された当初、あの2画面という構成の決して高くない性能にこれで据え置きだけでなく、携帯ゲーム機分野もソニーのPSPに負けると言われましたが、一時期入手困難になるほどで、新たなイノベーションを起こせたゲーム機だと思います。

Wii Uに関しては、本体の斬新さに対してそれを活かす面白さをあまり出せなかったのが敗因かなあと。

そんな中で任天堂が世界を震撼させるにはこれしかないと思っています。

任天堂がスマートフォン(スマホ型ゲーム機)を作る!

What if Nintendo made a smartphone?

これはガジェット系サイト「T3」が作成したもし任天堂がスマートフォンを作ったら・・・というコンセプトムービーなのですが、これを見たときにものすごくワクワクしましたね。

任天堂があくまでハード・ソフト一体型を貫こうとするならもう任天堂がスマートフォンをつくっちゃえばいいんですよ!

まあ別にスマートフォンではなくポケットに入っていつでも持ち歩ける通信端末であれば。

組むキャリアはもちろんドコモ、iPhoneをようやく出したとはいえ、ソフトバンクやauに大量のユーザーを持ってかれたドコモとしては、もし任天堂が出すというなら全力で協力してくれるハズ。

ドコモのTIZENなんかどうでもいいんですよ(笑)

ブラウザやLINE、メールアプリなど基本的なソフトがそろえば、AndroidやiPhoneから乗り換えても問題ないでしょうし、子ども向けにブラウザなど制限機能やGPSでの現在位置などもサポートすれば、親御さん達からもスマートフォンではなく安心してもたせることができるでしょう。

ゲームに関しても、Wii UがUnityに対応したように、Unity対応にしてインディーズデベロッパーにも開放すれば世界中のデベロッパー達が開発してくれて、現在のような自社ゲームだけが占めてしまうという状況を変えてくれるでしょう。

そして新規事業となるQOLを向上させる娯楽の提供もこれによって連携して実現できると思います。

Wii Uもホームサーバーとして連携させることができれば、Wii Uもさらに売れるかも。

故、山内溥氏が2002年に社長を退任した時に残した言葉は「これまで同様、楽しさと面白さを追求してほしい」だったそうです。

僕としてはゲームだけでなく、生活に関連するすべてのことを楽しくゲーム化して欲しいなって思っていて、そんなイノベーションを起こせるのは任天堂だと思っています。

任天堂には新たな遊びを提案するスマートフォンをぜひ開発して欲しいです。