「サザエさん」の波平役などを色んな役を演じた声優の永井一郎さんがお亡くなりになられました。
永井さんは、26日午後、番組のナレーション収録のため、広島市の放送局で仕事をし、食事を済ませたあと、市内のホテルに宿泊しました。
27日になってチェックアウトの時間を過ぎても部屋から出てこないため、ホテルの従業員が様子を見に行ったところ、浴槽で永井さんが倒れていたということです。永井さんは病院に運ばれましたが、死亡が確認されました。82歳でした。
82歳でなお現役だったんですね。
波平役の代役は現時点では未定だそうです。
永井一郎さんといえば、僕にとってはサザエさんの磯野波平はもちろんですが、YAWARA!の猪熊滋悟郎、らんま1/2の八方斎とか好きでしたね。
神谷明さんも永井さんへの思いを綴っています。
◆ありがとうございました。|神谷明オフィシャルブログ「神谷明の屁の突っ張りはいらんですよ!!」
それと、永井一郎さんがかつてカツオ役だった高橋和枝さんへの弔辞のエピソードがグッときました。
皆さんご存知の、国民的マンガ『サザエさん』。
長谷川町子さん原作のこの漫画は、
1969年にアニメ化され、40年以上に渡り、放送されている長寿番組。そのサザエさん一家の大黒柱・波平の声を担当しているのが、永井一郎さん。
そして、その息子・カツオの声を担当していたのが高橋和枝さん。
高橋さんは、1999年病に倒れ、帰らぬ人となった。
その告別式で弔辞を読んだのが、永井一郎さんだった。
「サザエさん」で、約30年共演してきた、波平役の永井とカツオ役の高橋。
高橋の告別式で永井が最後に贈った言葉とは?永井「カツオ!親より先に逝く奴があるか!」
長年親子役を務めた高橋へ父・波平からのメッセージだった。
この弔辞の言葉を振り返り、永井はこう語った。
永井「カツオに別れを告げる事の方が大きかった。
しょうがないという受け止めかた以外に
受け止めようがないという感じですね…」告別式が行われた春の空に向かって永井は弔辞をこう締めくくった。
永井「カツオ、桜が咲いたよ。散歩にいかんか。」
永井さん、素敵な声と演技をありがとうございました。