1月19日のAppleの教育関連イベントにて「教科書を再発明」とするアップルの「iTunes U」「iBooks 2」「iBooks Author」の3つが発表されました!
世界の有名大学の授業を受講できる「iTunes U」アプリ
◆アップル – iTunes U – いつでも、どこでも、なんでも学ぼう。
iTunesの一部として提供されてきた「iTunes Uサービス」のiOSアプリで、これでiPhoneやiPadから講義を受けることができます。
海外の大学がメインなので、英語力が必要になりますが、日本の東大、慶応、早稲田、明治大学の講義もありますよ。
電子教科書(iBooksテキストブック)などに対応した「iBooks 2」
iPad用にデザインされたマルチタッチ対応のテキストブックに対応し、動きのインタラクティブな教科書が楽しめるようになりました。
それだけでなく、普通の教科書みたいにハイライトを付けたりといったことも可能です。
無料かつ簡単に電子書籍が制作できるアプリ「iBooks Author」
今回の最大の目玉となったのがこの「iBooks Author」。
iWorkの「Pages」や「Keynote」のような感覚で動画や3Dオブジェクト、写真などを挿入することができ、簡単にインタラクティブな電子書籍を作成することができます。
iBooks 2にあわせてこれで電子教科書を作ってねってことですね。
作成した電子書籍は「Preview」機能でiPadで確認ができ、「Publish」機能で「iBookstore」に公開、無料・有料販売が可能。
ちなみに「iBooks Author」を使うにはMac OS X Lion以降に対応。
あ、まだLionにうちはしてないんだった・・・。
まさに電子書籍版GarageBandといった感じですが、これだけ高機能で無料とはびっくりですね!
関連:◆明日開催のAppleのイベントで、電子書籍版GarageBandとも言える簡単に電子書籍を作れるツールを発表?
ただし制限や残念な点も・・・
簡単に電子書籍が作成できちゃう「iBooks Author」ですが、条件として「有料」の場合は14.99ドル以下での販売で、「iBookstore」以外での販売は禁止。
日本語の縦書きにも残念ながら未対応。
さらに日本ではまだ「iBookstore」で販売することができず、可能なのは日本語での作成と「配布」のみなのです!
アップルには早くこの点は対応して欲しいですねえ。
とはいえ、「iBooks Author」は電子書籍界をまた一歩進めるものになりそうですね。