◆アップルのS・ジョブズ氏、CEOを辞任–後任はCOOクック氏
アップルの「顔」であるスティーブ・ジョブズがついにCEO辞任しましたね。
◆CEO辞任のジョブズ氏、自らメッセージ–「残念ながら、その日が来てしまった」
Steve Jobs
Apple取締役会およびAppleコミュニティーへ
わたしは常々、AppleのCEOとしての職務や期待に応えることができなくなる日が来たら、最初に自ら皆さんにお知らせすると私は常に話してきた。残念ながら、その日が来てしまった。
わたしは、AppleのCEOをここに辞任する。取締役会が適任と判断してくれるなら、取締役会長、ディレクター、そして、Apple社員として役立ちたいと思っている。
後任に関しては、われわれの後継者プランの実行とTim CookをAppleのCEOとして選任することを強く勧める。
わたしは、Appleの最も輝かしく、革新的な日々が前途に待ち構えていると信じている。また、わたしは、新しい役割においてその成功を見守ること、そして、貢献することを楽しみにしている。
わたしは、人生における最高の友人をAppleで作ることができた。皆さんとともに何年にもわたり働くことができたことに感謝する。
Steve
本当に残念ですが、病気のことや年齢的なこともあるから仕方ないですね。
もしジョブズがいなければ、あの低迷していたアップルがここまで成長することも無かったし、iPhoneなどの革新的な商品も生まれなかったことでしょう。
今後はアップルの神的な存在になるのではないでしょうか。
そして後任となるのがティム・クック。
Financial Postでは、Cook氏とJobs氏を非常に対照的な人物として紹介している。Jobs氏に関して多く語ることはないが、激しい気性の持ち主で部下に対する攻撃も厳しいことはよく知られている。一方でCook氏は腰が低くて口調は柔らかく、だれに対しても丁寧に対応するという。だが仕事ぶりは非常に熱心で、自身を含む周囲の状況をすべて事細かに把握しており、鋼の精神をもって物事に立ち向かう姿勢をもっているというのだ。
◆「ジョブズ氏の後継者」:ティム・クック氏とはどんな人物か (ジョブズが2009年に療養に入った時のWIREDの記事)
ある意味で、Cook氏はJobs氏の対極にある。陰陽で言うと、Jobs氏が陽でCook氏が陰だ。Cook氏は、穏やかで口調が優しい控えめな経営幹部であり、辛辣で周囲に恐れを抱かせる、いかにも大物といったJobs氏とは、これ以上はないといえるほどに個性がまったく異なる。しかし、まさにそうだからこそCook氏はその職にうってつけなのだと、同氏と働いたことのある人たちは言う。
アップルの「顔」として、あれだけのカリスマ性を持ったジョブズがいなくなるのはやはり大きいですし、不安もあるかと思います。
しかし、ジョブズと同じぐらいアップルの「顔」になれることは難しいかもしれませんが(むしろなる必要もないのかもしれない)、アップルとジョブズを影から支えていた人物ですし、今後もアップルの方向性がブレることはそんなにないと思います。
「cook」という名だけに、今後Appleをどう「料理」していくのか注目ですね。
スティーブ・ジョブズ関連
◆「なぜ今日なのか」「Appleは今でも“買い”だ」──ジョブズ氏辞任、アナリストらの反応は
◆Steve Jobs’s Patents
スティーブ・ジョブズの特許として登録されているものだけで、313もあるらしい。
◆ある日曜日に突然かかってきた、スティーブ・ジョブズからの電話
ジョブズのこだわりがよくわかるエピソードですね。
◆History of Apple, Inc. – The Most Valuable Company In The World – Infographic
アップル社の歴史をiPhone風にしたインフォグラフィックです。
※クリックすると実寸画像になります。
◆NeXTSTEP Release 3 Demo
僕にとってジョブズというと、アップルよりやっぱNeXTSTEPなんだよなあ。
高校時代に出会った時の衝撃は忘れられないです。