前編から大分空いちゃいましたが、後編。
Contents
名称
製品名がNGPだと思ったらコードネームらしく正式な名前は今後発表されるとのこと。
3G回線に関して
ゲームのためなので通話機能は搭載しない。
キャリアもまだ決定しておらず、今回の発表などをきっかけに交渉していく。
PlayStation Suite(PSS)
年内に開始予定。
当初はプレイステーションのAndroid用エミュレータを提供。
今後はPlayStation Certifiedというライセンスプログラムをスタートしてサードパーティにフレームワークなどを提供。
OSは?そしてXMB(クロスメディアバー)は廃止
当初PSSにもNGPが対応ということで、Androidかと思ったのですがゲームに特化したオリジナルのOSとのこと。
また、XMB(クロスメディアバー)は廃止となり、LiveAreaという新しいユーザーインターフェースが採用されます。
新しい記録ディスクはどうなっている?
NGP用ディスクはUMDとは違う新しいものになり、結局UMDはPSPで終了。
書き換え可能な領域も一応用意されていて、セーブデータなどの記録もできる模様。
PSPのソフトは動く?
発表会でモンスターハンター3rdが動いていましたが、PSPに関してはエミュレーションで互換性を実現する。
UMDで出していた過去のタイトルをNGP専用カードでも一部出す模様。
既にUMDで持っているゲームはNGP用に買い直すことになるのかどうかは検討中。
ただし、NGPにUMDデータを読み込むUMDリーダー的なものを提供する予定は現時点ではなし。
NGPで思うこと
今回のNGPもCPUなど性能も高性能で、そこは相変わらずソニーらしいなって思いつつも、今回は背面にタッチパッドを搭載したりとPSPが当初ゲームというよりメディアプレーヤー的な方向を意識してたけど、NGPはゲーム面を重視しているように感じました。
そしてNGPよりもむしろ衝撃だったのがPlayStation Suite、てっきりXeperia Playだけプレステゲームが遊べるみたいなところで他のAndroid端末と差別化してくると思ってたんですが、Androidプラットフォームの中にさらにプラットフォームを用意することで、スマホの中に自分達を取り込み広げていこうという戦略は悪くないと思います。
ただ、厳しくなってきているゲーム業界の中でNGPの性能に見合ったゲームを作り、収益を上げていくのは開発コストなども考えると、大手以外はかなり厳しいと思います。
そうなると、今後ソーシャルゲームやオンラインゲームのようなダウンロードコンテンツでの課金とかからの収益を意識したゲームが増えたり、NGPのような高クオリティを求められない「PlayStation Suite」のゲームがNGPのソフトより多くなったりということになりそうな気がします。
携帯・スマホというライバルが出てきている中で、NGPや3DS、そしてゲーム業界がどうなっていくか今後も注目ですね。