
Facebookがオンラインイベント「Facebook Connect」にてOculus Questの後継機「Oculus Quest 2」を発表しました。
性能もさることながら、前モデルよりも安い価格設定にびっくり。
「Oculus Quest 2」のスペックと価格
- CPU:Qualcomm Snapdragon XR2
- ディスプレーパネル:片目1832×1920ドット リフレッシュレートは72Hzで90Hzも今後対応予定
- メモリー:6GB
- ストレージ:64GB / 256GB
- 駆動時間:約2〜3時間
- サイズ:191.5×102×142.5mm
- 重さ:503g
CPUやメモリーなど事前に流出してしまったスペックどおりとなっていて、前モデルよりサイズも10%の小型化・軽量化されています。
そしてこの性能で価格は3万円台から。
- 64GBモデル:3万3800円
- 256GBモデル:4万4800円
前モデルの64GBモデルで約5万円だっただけに性能を向上させた一方で価格は大幅に下げてきました。
FacebookがOculus QuestでVRのスタンダードデバイスを狙ってきているのがこの価格設定からもひしひしと伝わってきました。
発売は10月13日でAmazonなどで予約受付中です。
■OculusQuest2—完全ワイヤレスのオールインワンVRヘッドセット—64GB

■OculusQuest2—完全ワイヤレスのオールインワンVRヘッドセット—256GB

PC接続のOculus Riftシリーズは終了

その一方でPC接続のOculus Riftシリーズは終了、スタンドアローン型に注力するようで今後は正式機能となったPCとつないで利用できる「Oculus Link」でRiftの代わりに使用することになりそうです。
これにより開発者達もOculus Quest向けの開発に流れていく形になりそうです。
VRが仕事のオフィス環境になる「Infinite Office」
また、FacebookがVR空間での仮想オフィス環境「Infinite Office」も実験的な機能として発表しました。
Oculus Browserをベースとしたもので、VRという空間を活かして複数の画面が表示できるスペースを表示、そこで業務などが行えるというもの。
キーボードなどはLogitechと提携してキーボードをInfinite Officeで認識して使えるようにするそうです。
現実のディスプレイなしでマルチディスプレイが利用できるのはいいですね。
ちなみに既にVR空間でPCが利用できる「Virtual Desktop」というアプリもあります。
Oculus Quest 2は日本で本格的に販売していくようで、3万円台からということでVRヘッドセットの普及のきっかけになりそうです。
FacebookはVR・AR向けOSを開発しているという話もあるし、この分野では今後MS、Appleと戦っていくことになりそうです。
■OculusQuest2—完全ワイヤレスのオールインワンVRヘッドセット—64GB

■OculusQuest2—完全ワイヤレスのオールインワンVRヘッドセット—256GB
