HTCがVRヘッドセットVIVE Cosmosに3つの新バリエーションとなる「Cosmos Play」「Cosmos Elite」「Cosmos XR」を発表しました。
エントリーモデル「VIVE Cosmos Play」

「VIVE Cosmos Play」はVIVE Cosmosでは6つあるトラッキング用カメラを4つに減らしたもので、ヘッドホンもなしにして価格を下げた普及モデルとなっています。
ヘッドセット部分などは基本同じで、解像度も視野角も変わりません。
価格は約500ドル(約5.5万円)とのことで、Oculus Questと同じぐらいの価格帯となりそうです。
また、本体前部のプレートが交換可能でアップグレードもできるそうです。
Playの上位版「VIVE Cosmos Elite」

「VIVE Cosmos Play」の上位版となるのが「VIVE Cosmos Elite」。
SteamVRベースステーションやVIVEトラッカーにも対応していて価格は900ドル(約10万円)、VIVEコントローラ&ベースステーションのほか、VRコンテンツの定額制サービス「Viveport Infinity」2カ月分の利用権が付属します。
MRが可能な「VIVE Cosmos XR」

プロ、企業向けモデルが「VIVE Cosmos XR」で、名前のとおり、HoloLensのようなMixed Realityを実現するためのVRをヘッドセットとなっていて、パススルー用の高解像度カメラがさらに2基追加されたものになっています。
価格は現時点では不明となっています。
次世代VRヘッドセットのコンセプトデザイン「Project Proton(プロジェクト・プロトン)」
また、次世代VRヘッドセットのコンセプトデザインとなる「Project Proton(プロジェクト・プロトン)」も発表。

Magic Leapをちょっと思い起こすようなデザインで、有線型と無線型が公開されています。
通常のディスプレイパネルより小さいマイクロパネルを利用し、軽量化されていて、6DoFのトラッキングに対応、2つのカメラがあることから外部の別センサーを使わずにトラッキングができそうです。
コンセプトデザインなのでこのまま製品化されるかはわかりませんが、魅力的なVRハードを今後も期待したいところです。